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自民党の質問・意見書等

3.公安問題について

(1)高齢者の運転免許返納について
吉川議員

今年の交通事故死者数69人の6割が高齢者であり、交通死亡事故のうち高齢者が第一当事者となった割合も約3割に上る。運転免許証の自主返納は運転免許試験場や警察署などで対応しているが、返納場所が遠い場合もあり、返納をためらわせる要因になっている。事故防止の観点からも、自主返納しやすい環境を整える必要があると考えるが、見解を伺う。

山岸警察本部長

年内をめどに道内全ての警察署で、自主返納の手続きができるよう準備を進めるなど、環境の整備に取り組んでいく。


(2)タンデム自転車について
吉川議員

視覚障害者の社会生活向上や観光目的での利用を理由に、約半数の道外府県では2人乗りのタンデム自転車の一般道での走行が解禁されている。環境負荷の低減や健康増進、観光振興を目指す自転車条例を制定している本道でも公道走行を認めるよう検討すべきではないか。

山岸警察本部長

一般的な自転車より車体が長く、発進時のふらつきが懸念されていたが、運転に慣れることで安全走行できることを確認した。来春をめどに公道を走行できるよう準備を進めていく



指摘

 ほっかいどう応援団会議について、庁内への浸透はまだまだと言わざるを得ず、現在の推進体制が十分ではないとの認識のもと、効果的な体制のあり方を早急に検討するべきである。多くの道民や市町村の期待を裏切ることのないよう、知事がリーダーシップを存分に発揮できる万全の体制のもとでしっかり取り組んでいただきたい。
 統合型リゾート施設について、IRは本道の観光産業を新たなステージへと押し上げ、将来の発展に大きく寄与する可能性を秘めている。道民の間でさまざまな意見があることは十分に承知しているが、ピンチをチャンスに変えるとの思いでこの問題に取り組んでいく必要があり、知事の英断を期待する。
 インバウンド観光の振興について、年内を目処に法定外目的税導入の方向性を取りまとめる旨の答弁があったが、市町村との十分な調整がない中で、道の方向性が一方的に示され、市町村との信頼関係を損なう事態とならないよう、丁寧に対応すべきである。