中教審答申において、教職員の勤務時間管理の徹底、適切な勤務時間の設定、1年単位の変形労働時間制の導入、業務改善・効率化への支援などの取り組み方針が示された。道教委は出退勤管理システムの試行を行っているが、その結果などを踏まえ、どのように勤務時間管理を進めていくのか。
教員の勤務時間を把握するため、昨年、道立学校においてパソコンとタイムカードの2種類の対照実験を行った。早期にすべての道立学校におけるシステム構築に向け、新年度はタイムカードを基本として、パソコンも併用し、より客観的で正確なデータを把握できるシステムの試行、対象校の拡大についての検討を進めていく。
道教委は夜間中学の設置に向けた検討を進めており、札幌市内への設置を前提に協議を進めることが確認された。義務教育未修了者、外国籍や不登校の人など、多様な生徒に対し就学機会を提供する重要な役割を担っており、札幌にとどまらず、他の地域でも整備が望まれる。北海道全体にどう展開していくのか。
すでに自主夜間中学がある函館、旭川、釧路の教育委員会などとの連携を深め、外国籍の方々への対応も含めてニーズや課題を丁寧に把握し、地域の実情に応じた設置のあり方について検討していく。