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自民党の質問・意見書等

特殊詐欺などコロナ下で増える犯罪の防止を


公安問題について

(1)特殊詐欺等について
八田議員

新型コロナウイルス感染症対策の影響もあり、交通事故等は減少傾向にあるが、一方で架空の融資制度や還付金などをかたる特殊詐欺などが目立っていると聞く。今後、ワクチン接種予約に目を付けた犯罪にも警戒が必要。また、家庭内暴力や児童虐待事案、違法薬物に関する犯罪等も増加傾向にある。こうしたさまざまな犯罪等の防止にどう取り組むのか。

小島道警本部長(当時)

還付金詐欺に対するキャッチフレーズの周知やホームページにワクチン接種は無料であると掲載したり、広報チラシを配布したりするなど被害の未然防止に努めている。配偶者からの暴力事案や児童虐待事案については、関係機関と連携しながら安全確保を最優先に対応している。違法薬物事案については、検挙活動とともに、正しい知識を持ってもらうため学校等と連携して広報啓発に取り組んでいく。 道警として、犯罪情勢に的確に対応しながら、道をはじめ関係機関と緊密に連携し、検挙と予防の両面から対策を強力に推進していく。



指摘

 新型コロナウイルス感染症に関する道の判断と現状の受け止めについて、答弁では道の判断による影響についての言及がなかった。道が今後行う検証の際に、道の判断や対応がどのように影響したのかも含めてしっかり検証すべきだ。
 道民の信頼と感染症対策に関する今後の対応について、道職員が道政上の重要課題に取り組む妨げとならず、今後の対策に真に有効な検証となるよう、実施方法やスケジュール、検証の範囲等について十分配慮する必要がある。
 感染防止対策について、今後はデルタ株をはじめ変異株などへの対応が重要。検査ポイントやチェック体制の整備、十分な規模の宿泊療養施設を準備することが求められる。
 ワクチン接種について、接種対象者が道内に広く分散居住している本道固有の地理的特性や医療供給体制の現状等も十分に踏まえ、関係市町村や医療関係者はもとより、企業や経済関係団体とも連携を密にして、希望する方々へ一日も早くワクチン接種が行われるよう最善を尽くす必要がある。
 縄文遺跡群の世界遺産登録について、持続的かつ適切な保存につながるしっかりとした好循環の仕組みづくりに早急に取り組む必要がある。