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自民党の質問・意見書等

3.公安問題について

(1)道民の安全・安心の確保について
岩本議員

本道における平成30年の刑法犯認知件数は前年比9・6%減だったが、入国管理法違反容疑で建設現場で働いていた外国人が逮捕されたり、道内をレンタカーで観光中の外国人が起こした人身事故件数が5年前の3倍以上にあたる23件に増えるなど、外国人に関連する犯罪や事故が今後も増加することが懸念される。住宅宿泊事業法の施行や入国管理法の改正に伴い、治安悪化に不安を感じている道民も少なくない。本年はラグビーワールドカップやG20観光大臣会合などを控え、道民や来道者が安心して過ごせる地域社会をどう実現していくのか、見解を伺う。

山岸道警本部長

刑法犯の認知件数、交通事故による死者数は戦後最少を更新し、道内の治安は着実に向上している。外国人への対応の重要性が増していることから、バックカントリースキーヤーに対する外国語での注意喚起、不法滞在・就労の検挙も推進している。児童虐待事案については関係機関と緊密に連携し、児童の安全確保を最優先とした措置を講じていく。ラグビーワールドカップやG20については、警戒警備やソフトターゲット対策、宿泊事業者に対する管理者対策など、テロの未然防止に万全を期す。子供、女性、高齢者の犯罪被害防止、サイバー空間の安全確保など、10項目を本年の重点目標とし、職員一丸となって治安維持に取り組んでいく。